こんにちは、カギのツルヤです。
薩摩川内市に店舗があり、鍵の交換を全般に主に北薩地域全域(薩摩川内市、いちき串木野市、阿久根市、さつま町、日置市)を中心に活動し、出張サービスなどのも行っています。
今回は、サッシの鍵としてよく使われているクレセント錠の交換について、失敗しないために知っておくべきことをお伝えします。また、交換費用や業者選びのポイントも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
北薩地域全域(薩摩川内市、いちき串木野市、阿久根市、さつま町、日置市)にお住まいの方でドアの鍵交換をお考えの方には参考になる内容となっていますので、ぜひ最後までご覧になっていってください。
それでは早速、説明していきます。
クレセント錠とは?交換するメリットと注意点
クレセント錠とは、窓枠のアルミサッシに取り付けられている鍵のことです。取っ手を回転させる部分が半円形であることから、三日月(英語でCrescent)と呼ばれています。クレセント錠は、もともと窓ガラス同士の密閉度を高めるために付けられているもので、防音性や気密性を向上させる効果があります。
しかし、クレセント錠は防犯性が低いという欠点もあります。実際、空き巣がクレセント錠の周囲のガラスを割り、そこから手を入れて開錠し、部屋に侵入する事例は後を絶ちません。これを防ぐためには、クレセント錠を回せないように鍵でロックしたり、補助錠を組み合わせたりすることが必要です。
そこで、クレセント錠の交換が必要になる場合があります。交換するメリットは以下の通りです。
・防犯性が向上する
・防音性や気密性が向上する
・錆やカビなどの劣化を防ぐ
・デザインや色などを自分好みに選べる
一方で、交換する際に注意すべき点もあります。それは、
・サイズやタイプが合っているか確認する
・裏板が落ちないように注意する
・クレセント受けも必要に応じて交換する
などです。これらの点については、次章で詳しく説明します。
既存のクレセント錠のサイズやタイプを測る
まずは、既存のクレセント錠のサイズやタイプを測ります。必要な寸法は以下の3つです。
・ビスピッチ:クレセント錠を固定している2つのビスの中心から中心の長さ
・高さ:鍵本体が窓枠の取り付け部分からどれだけ離れているか(立ち上がり)
・引き寄せ幅:クレセント錠を固定しているビスの中心から、半円状の留め具のもっとも距離の長い部分に向けて水平に測った長さ(奥行き)
これらの寸法が分かれば、交換用のクレセント錠が選べます。市販されているクレセント錠の商品パッケージにはサイズ表記がついていますので、それと照らし合わせてください。
また、クレセント錠のタイプにも注意が必要です。クレセント錠は、
・鍵付き:鍵穴があり、鍵でロックできる
・鍵なし:鍵穴がなく、手動でロックできる
・万能型:ビスピッチや高さなどが可変できる
などの種類があります。既存のクレセント錠と同じタイプにするか、防犯性を高めるために鍵付きにするかなど、目的に応じて選んでください。
交換用のクレセント錠を選ぶ
次に、交換用のクレセント錠を選びます。既存のクレセント錠と同じメーカー・型番のものを探すことができれば、それが一番確実です。しかし、古いものや廃盤になっているものは入手困難な場合もあります。
そんなときは、万能型のクレセント錠を選ぶとよいでしょう。万能型は、サイズやタイプが可変できるため、ほとんどのサッシに対応できます。ただし、万能型でも対応できないサッシもあるため、必ず商品説明や取り付け説明書を確認してください。
また、クレセント錠だけではなく、クレセント受け(クレセント錠の取っ手を引っ掛ける金具)も必要に応じて交換することをおすすめします。クレセント受けはサッシに固定されているため、交換する際にはドリルやノコギリなどの工具が必要です。また、サッシ自体に穴を開けたりする場合もあります。
必要な工具や部品を用意する
最後に、必要な工具や部品を用意します。基本的に必要な工具は、
・プラスドライバー
・定規
だけです。
しかし、裏板タイプのサッシやクレセント受けを交換する場合は、
・ドリル
・ノコギリ
・ハンマー
・釘
なども必要になります。
また、部品としては、
・クレセント錠
・クレセント受け
・ビス
などが必要です。これらはホームセンターやネット通販などで購入できます。
既存のクレセント錠を外す
準備が整ったら、既存のクレセント錠を外します。その際に注意すべき点は、
・裏板が落ちないように注意する
・ビスを緩めるときに力を入れすぎないようにする
などです。具体的な手順は以下の通りです。
1,クレセント錠の鍵穴に鍵を差し込み、ロックを解除します。
2,クレセント錠の取っ手を回して、クレセント受けから外します。
3,クレセント錠の裏側にある2つのビスをプラスドライバーで緩めます。このとき、裏板が落ちないように注意してください。裏板はサッシの内側にある金属板で、クレセント錠とビスで挟まれています。裏板が落ちると、サッシの中に入ってしまい、取り出すのが困難になります。
4,ビスを外したら、クレセント錠をサッシから引き抜きます。裏板も一緒に取り外してください。
これで、既存のクレセント錠の外し方は完了です。
新しいクレセント錠を取り付ける
次に、新しいクレセント錠を取り付けます。その際に注意すべき点は、
・クレセント錠と裏板の向きが合っているか確認する
・ビスをしっかりと締める
・クレセント受けとの位置合わせをする
などです。具体的な手順は以下の通りです。
新しいクレセント錠と裏板を用意します。クレセント錠と裏板はそれぞれ上下や左右に向きがありますので、必ず正しい向きに合わせてください。向きが間違っていると、クレセント錠が動かなくなったり、サッシに傷がついたりする恐れがあります。
クレセント錠と裏板をサッシに差し込みます。このとき、クレセント錠のビス穴とサッシのビス穴が一致するように調整してください。
クレセント錠と裏板をビスで固定します。プラスドライバーでビスを締めますが、力を入れすぎないように注意してください。ビスが曲がったり、サッシが割れたりする恐れがあります。
クレセント錠の取っ手を回して、クレセント受けに引っ掛けます。このとき、クレセント受けとの位置合わせをします。クレセント受けはサッシに固定されていますが、微妙にずれている場合もあります。その場合は、ドリルやノコギリでクレセント受けの位置を調整するか、新しいクレセント受けに交換する必要があります。
これで、新しいクレセント錠の取り付け方は完了です。
動作確認をする
最後に、動作確認をします。その際に注意すべき点は、
・クレセント錠がスムーズに開閉できるか確認する
・クレセント錠がしっかりとロックできるか確認する
・サッシが密閉されているか確認する
などです。具体的な手順は以下の通りです。
クレセント錠の鍵穴に鍵を差し込み、ロックを解除します。
クレセント錠の取っ手を回して、クレセント受けから外します。このとき、クレセント錠がスムーズに開閉できるか確認します。引っかかったり、ガタついたりする場合は、クレセント錠やクレセント受けの位置を再調整してください。
クレセント錠の取っ手を回して、クレセント受けに引っ掛けます。このとき、クレセント錠がしっかりとロックできるか確認します。鍵穴に鍵を差し込み、ロックをかけます。その後、クレセント錠の取っ手を無理やり回そうとしてみます。動かないことを確認してください。
サッシが密閉されているか確認します。サッシの隙間から風や音が入らないことを確認してください。入る場合は、クレセント錠やクレセント受けの位置を再調整してください。
これで、動作確認は完了です。
交換費用の相場
・部品代
・工賃
・出張費
などから構成されます。部品代はクレセント錠やクレセント受けなどの値段です。工賃は鍵屋が作業する時間に応じて決まります。出張費は鍵屋が現場まで来るためにかかる交通費や時間代です。
これらの費用は鍵屋によって異なりますが、一般的な相場は以下の通りです。
部品代:1,000円~3,000円
工賃:3,000円~5,000円
出張費:2,000円~4,000円
つまり、合計で6,000円~12,000円程度が目安となります。ただし、これらはあくまで平均的な値段であり、地域や時間帯、緊急性などによって変動する可能性があります。また、複数のサッシを交換する場合は割引が適用される場合もあります。
業者選びのポイント
鍵屋に依頼する場合は、業者選びも重要です。業者選びのポイントは以下の通りです。
・口コミや評判をチェックする
・見積もりや料金表を確認する
・追加料金やキャンセル料がないか確認する
・保証やアフターサービスがあるか確認する
・信頼できる資格や認定を持っているか確認する
などです。
口コミや評判は、インターネットや周囲の人に聞いてみるとよいでしょう。見積もりや料金表は、事前に電話やメールで問い合わせてみるとよいでしょう。追加料金やキャンセル料は、契約書や約款をよく読んでみるとよいでしょう。保証やアフターサービスは、万が一のトラブルに備えておくとよいでしょう。信頼できる資格や認定は、鍵屋のホームページや店舗に掲示されているか確認してみるとよいでしょう。
これらのポイントを参考にして、自分に合った鍵屋を選んでください。
まとめ
以上が、クレセント錠の交換についての記事です。クレセント錠の交換は、自分で行うことも鍵屋に依頼することもできます。自分で行う場合は、サイズやタイプの確認、工具や部品の用意、既存のクレセント錠の外し方、新しいクレセント錠の取り付け方、動作確認などの手順を踏んでください。鍵屋に依頼する場合は、交換費用や業者選びのポイントを押さえてください。
クレセント錠の交換は、防犯性や防音性などのメリットがあります。しかし、失敗するとサッシに傷をつけたり、鍵が開かなくなったりするリスクもあります。そのため、自信がない場合は専門家に任せることをおすすめします。
カギのツルヤではクレセント錠の交換の相談にも乗っていますのでお気軽にご相談ください。
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